大阪電業協会技術委員会では、若手技術者の育成ならびに技能向上に資する活動の一環として、平成８年度から毎年春頃（現在は５月）に、積算競技大会を開催しています。
私たち電気設備会社は、ミス・エラーによる無駄な支出を徹底的に排除し、適正な利益を得ることにより、企業体力の強化を図ることが必要不可欠です。それを叶える手段として、迅速かつ正確な積算技術が求められています。
会員企業の若手社員の皆さまには、是非本競技大会にチャレンジしていただき、大会出場を契機として、一層の技術研鑽に励み、それぞれの会社の発展にご尽力いただければと存じます。
また、皆さまがチャレンジする姿こそが、「夢と生きがいのある電設業界」を確かなものとすることにつながると信じております。
是非とも、会社を挙げてのご協力をお願い申しあげます。
なお本会では、毎年４月に積算技術講習を開催し、基本的な積算手法の説明および積算演習を実施していますので、こちらも併せてご活用ください。
積算技術講習
第２８回（２０２３年度） 積算競技大会
- 日 程 ５月１７日（水）
- 場 所 エル・おおさか 南ホール
- 参加者 ３８名（２５社）
積算競技に挑む38名の選手
《課題内容》
分譲マンションの一住戸を題材とし、課題は「電灯コンセント設備工事」ならびに「住宅情報設備工事」について、拾い出し表・明細書・総括表を作成する
《審査内容と結果》
審査は、競技における成果物である拾い出し表等について実施
- 選手の持ち点を90点とし、各審査項目に応じた加減点
- 拾い出し表：材料項目、拾い数量、歩掛り、補給率の正確さをチェックし、誤り箇所について0.5～1点／1箇所の減点
- 明細書および総括表：記入項目、順序、数量、金額等の誤り箇所について0.5～5点／1箇所の減点
- 拾い出し表、明細書、総括表の各成果物で、丁寧に記入し、金額の桁揃えを行い、見栄えの良い者には0.5～1点の加点、また、別途工事設備も明記できた者には1点の加点
本大会に先立ち、４月１９日に積算技術講習会を開催し、基本的な積算手法の説明や、積算演習（大会の類似課題）を実施しました。
課題は、２つの工事項目について積算作業を行う内容で、最優秀賞の方の成果物は、ミスがほとんどなく正確で、かつ丁寧に作成されたものでした。また、提出時間も終了時刻より4時間以上早く、作業速度においても優れており、日頃から培ってこられた技術力を存分に発揮されました。
表彰式は、６月１３日 第７０回通常総会終了後に執り行い、上坂会長から入賞者全員に対して表彰状が授与されました。
第28回積算競技大会入賞者（2023.6.13 通常総会会場）
技術・技能委員会では、毎年４月に積算技術講習会、５月に積算競技大会を開催しています。会員企業におかれましては、積算の基本技術習得や、積算競技大会入賞を含めた自己研鑽の動機付けの場として役立てていただけましたら幸いです。
第２７回（２０２２年度） 積算競技大会
日 時 2022年5月18日（水）9：30～
場 所 エル・おおさか 7階 708会議室
参加人数 23社36名
積算競技大会に出場する選手たち
入賞された皆さん（第69回通常総会終了後の記念撮影）
