自社強化に繋がる部・課長クラス意見交換会(2022年度)

アンガーマネジメントを学ぶ
(指導の仕方、良い𠮟り方とは・・・)

中小部会では、今年度からの3ヶ年事業計画「新たな成長への関係創り」の取組みの一つとして、部課長クラスの社員を対象に「アンガーマネジメント(怒りの管理方法)」を学ぶ研修会を開催しました。

電気を取り扱う仕事柄、現場では部下や仲間の安全を守るためにどうしても強い口調で指導することが多くあるので、時代の変化とともに管理職として学ばなければならないスキルの一つとして、今年度は当テーマを選択しました。

はじめに、司会の辻本運営委員(辻本総合設備㈱)より研修会の主旨・目的の説明があり、その中からひとつでも「気付き」を見つけ、自社に持ち帰ってほしい旨の話がありました。その後、笠嶋中小部会長(共栄電業(株))の挨拶があり、講師の石井先生をご紹介し、研修がスタートしました。

《日 時》 2022年7月1日(金)16時~18時
《場 所》 天満ガーデン 3階貸会議室(大阪市北区天神橋3丁目4-14)
《参加者》 中小部会参加企業 14社 30名
《講 師》 アンガーマネジメントファシリテーター 石井 早代様
《テーマ》 不機嫌な職場、さようなら!指導の仕方・良い叱り方を学ぶアンガーマネジメント講座

講師の石井先生は、講義の中で「叱ることのメリット・デメリット」を整理しながら、「アンガーマネジメント」とは何かを具体例を交えて詳しく説明され、感情の動物である人間にとって「怒る」とは自然な感情の一つであり、「怒り」のない人はいなく、なくすことも不可能であると話されました。私たちを怒らせるものは何か、その正体は何かという話で「~~~~は、こうあるべき」という、立場を利用して自分の価値観を他人に押し付けるというケースがあり、本人にとっては正解であっても全ての人にとっては正解ではないことがよくあるとのことでした。同じ「べき」でも人によって程度が違い、時代・立場・場所によって変わってくるとも言われました。「報告が遅い部下」「すぐにパワハラだと過剰反応する部下」等、受講者は職場で見られる「あるある事例」を考える中で、上手な叱り方として「アドバイザー型上司」になろう、と学びました。
職場で部下を指導するシーンがある場合に、

  • まずは労い、
  • 事実をテーブルに挙げ、
  • 相手本位で具体的に改善行動を伝える

さらに、アンガーマネジメントの三つのルールとして、

  • 衝動のコントロール(6秒ルール)
  • 思考のコントロール(三重丸「べきの境界線」)
  • 行動のコントロール(分かれ道)

を学びました。

受講者の皆さんは、「生産性が上がり、さらに人間関係が発展するような「導き方」をマスターすることができたので、職場に持ち帰って早速実践していきたい」と話していました。

◆◆◆《受講者アンケートの一部を紹介》◆◆◆
満足度 
理解度

「叱ること・イライラ」に対する悩みや不安はあるか?また研修を受けて解決できそうか?
・まずは部下を労い、事実を挙げるようにしていきたい。
・叱ることへの不満があったが、ポイントを押さえた話し方や叱り方を学んだので、まずは職場で実践していく。
・感情的にならずに技術的に怒ることが重要である。
・特に不安になることはないが、キツイ言い方をしてはいけないと思った。
・自分自身をコントロールできるのか、叱ることはダメなのか、少し考えさせられた。
・仕事に取組む姿勢や考え方の違いでイライラすることがあるが、本日の講義を参考にして対応していく。
・叱ることの大切さとマネジメントの考えを改めて考える事ができた。
・いつも「叱り方」に対して自問自答していた。今までの方法に間違っていることと間違ってないことがあったので、今回の研修で良いアドバイスをいただいた。

当研修会では、アンガーマネジメントの原則である「叱ることはOKだが、他人・自分・モノを傷つけない方法」で効率的に部下を「指導する」「導く」ための考え方、スキルを学ぶことができました。また、中小部会の他の事業計画に「退職者を減らす退職防止策」を検討するタスクもあり、当テーマが若手の退職防止にも繋がることが実感できたので、タスク同志連携を取りながら取り組んでいきたいと思います。

中小部会では、これからもご加入の中小会員企業同士の横の繋がりを大切にし、当意見交換会を通じて会員企業全体の底上げを目指していきます。