一般社団法人大阪電業協会は、その前身である社団法人大阪電気設備研究会として、1968年6月18日に設立し、丁度50年目となる2018年6月18日に、リーガロイヤルホテル大阪において、設立50周年記念行事を開催いたしました。
当日の朝には、最大震度6弱の大阪北部地震が発生し、交通事情が極端に悪くなってしまいましたが、それでも多くの皆さまにご参加いただき、記念講演と記念式典を開催することができました。祝賀会は中止とさせていただきました。
以下、記念行事の開催概要をご報告します。(「チャリティ収益金寄贈」へジャンプ)
第1部 記念講演 14時30分~ 3階 ロイヤルホール
- 講師 建築家 安藤 忠雄 様
- 演題 元気出せ「大阪」(ご案内チラシは、こちらから)
司会者の関西テレビ放送 関 純子アナウンサーの進行により、講演が始まりました。
安藤先生からは、ご自身が携わられた国内や海外のプロジェクトに触れながら、大阪の活性化につながる「キーワード」を、ユーモアを交えながらご紹介いただきました。
~講演概要~
電気を始めとしたエネルギーは、私たちが地球上で生きていくうえで必要不可欠なものです。そういった観点で考えると、電気設備に携わる皆さんの会社が、より良い人材を集めて良い物を作り上げていくことには大きな意義があります。
会社の役に立ちたいと考える人は、たくさんいるはずです。その人達のモチベーションを上げレベルアップを支えるのも、企業としての重要な役目だと思います。
これからの社会では、企業にも「創造力」と「感性」が求められます。まずは皆様の業界から、こういった企業としてのインテリジェンスを高めて、大阪から世界へと発信していただきたいと思います。
講演後には、会場からの質問にもお答えいただき、最後に、本会 前田会長からの御礼の言葉で、記念講演が終了しました。
第2部 記念式典 16時30分~ 3階 ロイヤルホール
引き続き、関西テレビ放送 関アナウンサーの進行により、記念式典を挙行いたしました。
設立50周年記念ビデオ上映
「培ってきた50年、そして未来へ・・・」
会長挨拶(会長 前田 幸一)
挨拶文は、 こちら からご覧ください。
ご祝辞
経済産業省 中部近畿産業保安監督部 近畿支部長 本間 登 様
なお、大阪北部地震ご対応のため、
- 国土交通省 近畿地方整備局長 池田 豊人 様
- 大阪府 知事 松井 一郎 様
のご祝辞につきましては、司会者から披露させていただきました。
設立50周年特別事業報告(設立50周年記念事業 実行委員長 浦島 澄男)
浦島実行委員長から、設立50周年を記念して行う以下の特別事業について、報告がありました。
- 府内工業系高校生対象資格取得助成制度の創設
- 懸賞論文の募集
- チャリティ事業の実施
- 電気設備工事業界プロモーションビデオの製作
- 設立50周年記念誌の刊行
懸賞論文優秀作品表彰
「電気設備工事」懸賞論文 学生部門、若手技術・技能者部門それぞれの「最優秀賞」「優秀賞」受章者に対して、前田会長から、表彰状と副賞の授与を行いました。
審査結果については、 こちら からご覧ください。
受章者を代表して、若手技術・技能者部門の最優秀賞を受賞された、株式会社クリハラント 中嶋 拓未さんから、スピーチがありました。
チャリティ収益金寄贈
前田会長から、日本赤十字社大阪府支部 服部事務局長様への「目録贈呈」となる予定でしたが、服部様がやむなくご欠席となり、前田会長から「災害義援金として、793,200円を寄付させていただく」旨を披露させていただきました。
後日(6月29日)、服部様に安全大会会場(建設交流館)にお越しいただき、贈呈式を執り行いました。
大阪電業協会「今後の取組み」
大阪電業協会が、会員企業と共に持続的な成長を遂げるための「5項目」について、前田会長から報告しました。
- 働き方改革や職場環境の改善への取組み
- 電気設備工事業界の認知度向上施策の取組み
- 電気設備工事業界への新たな入職促進事業に取組む
- 会員企業にとってあるべき事業活動の更なる充実への取組み
- 大阪電業協会ブランドの確立を目指した取組み
会場では「取組み方針」や「到達目標」をまとめた資料を配付し、ご覧いただきました。
以上で、設立50周年記念行事を終了しました。ご参加いただいた皆さまには、講演をいただきました安藤忠雄様の著書「仕事をつくる」を、記念品としてお持ち帰りいただきました。