(一社)大阪電業協会では、社会に欠くことのできない電気設備を支える業界の重要性や貢献度に対するご理解を深めていただくことを目的として、学校からのご依頼に基づき、以下の事業を実施いたしました。
生野工業高校 電気科2・3年生職場見学(2021.6.22 & 24)
生野工業高校 夏季進路セミナーへの講師派遣(2018.8.28)
生野工業高校 電気科職場見学(2021.6.22 & 24)
大阪市立生野工業高等学校(大阪市生野区:岸田博文校長)電気科長からのご依頼を受け、電気科3年生、2年生を対象とした職場見学を実施しました。
《日 時》 ・2021年6月22日(火)13:30 ~ 16:30(3年生)
あああああああ・2021年6月24日(木)13:30 ~ 16:30(2年生)
《場 所》 きんでん学園
あああああああ住所:兵庫県西宮市今津久寿川町12番77号(阪神電車甲子園駅徒歩15分)
《参加者》 ・6/22 電気科3年生19名、先生3名、協会事務局1名 合計23名
あああああああ・6/24 電気科2年生21名、先生3名 協会事務局1名 合計25名
《行 程》 13:30 集合(研修室)
あああああああ13:35 ~ 13:40 オリエンテーション(5分)
あああああああ13:40 ~ 14:30 きんでん学園の概要説明(DVD視聴)(40分)
あああああああ14:30 ~ 16:20 職場見学(110分)
ああああああああああああああああ配電実習場 ~ 一般工事実習場 ~ 模擬電気室 ~ 技能五輪実習場 あああああああああああああああああああ~甲子園寮 ~ 心と技の伝承館
あああああああ16:20 ~ 16:30 質疑応答(研修室)(10分)
あああああああ16:30 解散
《講 師》 株式会社きんでん人材開発部 中岡正吾氏 他スタッフ数名
きんでん学園
あ当初、生野工業高等学校の市村先生からのご要望は「現場見学会」でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から見学受入れの現場が見つからず、様々な研修施設を備えた株式会社きんでんの研修施設(きんでん学園)を見学していただいた。
あ両日とも13:30にきんでん学園守衛室前に集合し、検温、手指消毒を実施後、靴を履き替え、研修室(207研修室)にご案内した。まずはパワーポイント資料やDVD映像を用いて、講師より40分程きんでん学園の概要説明があった。その後、配電実習場から見学会がスタートした。配電実習場では、絶縁ゴム袖・ゴム手袋・ゴム靴を試着し、カッターによる電線の切断を体験していただいた。
配電実習場
あ日頃、学校の授業で使用している電線と比べるとかなり太く、被覆も硬いため、また使い慣れていないカッターでの作業なので、全員が悪戦苦闘していた。それでも無事切断できたときは歓喜の声を上げ、時間の経過とともに徐々に慣れてきたようであった。その後、模擬柱で配電工事の訓練をしている様子を見学し、講師に質問しながら、みんな興味深そうに見入っていた。次に一般工事実習場、模擬電気室、技能五輪実習場等を見学し、寮施設(宿泊室、食堂、洗濯室、体育室、風呂等)を見学した後、最後に「心と技の伝承館」を見学し、207研修室に戻った。最後の10分の質疑応答の時間では多くの質問があり、講師から適宜回答があった。
心と技の伝承館
あ今回は3時間におよぶ職場見学会であり、特に電線切断の力仕事もあったので、みなさん大変お疲れの様子であったが、日頃体験できないことを体験できたことで、みんな満足そうな顔をされていた。生徒さんにとっては「電気」は勉強しているものの、社会人として「電気」に携わる仕事がイメージできない中、今回の見学会で電気工事に興味を持つ生徒さんが増えることを願うばかりである。
今宮工科高校業種・業界別説明(2021.2.12)
大阪府立今宮工科高等学校(大阪市西成区出城)電気系長からのご依頼を受け、労務・安全委員会 人材部会員を、同校進路行事の講師として派遣しました。
- 日 時 2021年2月12日(金)9時5分~9時25分、9時40分~10時
- 場 所 今宮工科高校 視聴覚教室 他
- 内 容 電気系2年生対象「業界・業種別説明会」
- 参加者 今宮工科高校 電気系2年生(80名)
- 講 師
- 労務・安全委員会 人材部会員 花市 竜章(三栄電気工業㈱ 総務部 人事課長)
- 三栄電気工業㈱ 尾﨑 竜也(今宮工科高校卒、入社2年目)
三栄電気工業㈱ 花市講師と尾崎さん
当日は、電気系2年生を対象とした進路行事が行われ、異なる業界から1社ずつ、計4社が参加されました。生徒達は、1回20分の講話を4回聞くことになります。
本行事の狙いは、第一線で活躍する社会人の話を直接聞くことにより、進路選択について考えるきっかけとすることにあります。
フレッシュな社会人のリアルな声を届けたいという花市講師の計らいにより、2年前、今宮工科高校を卒業して三栄電気工業㈱に入社し、電工として活躍中の尾崎さんにも参加いただきました。
【講話要旨】
1.「電気工事ってどんな仕事?」
- 見た目に分からないのが電気工事
- 蛍光灯やスイッチなど、目に見える電気工事は全体の1割程度。殆どの電気工事は、天井や壁、床の中にある。
- 電気工事の会社は、技術力や施工力が商品
- 電気工事の成果物として、街で見かけるビルや商業施設、公共施設、マンション などがある。
電気がないとテレビを見ることもできない。誰もが知っているあの建物は、自分が工事に関わった。自分が担当した医療施設が、たくさんの人の命を救っている。こんなことが言える電気工事にワクワクしませんか!
2.「電気工事の会社のいいところ」
- 大きな達成感と感動が得られる仕事
- 技術力や国家資格が身につく仕事
3.「電気工事の会社の悪いところ」
- すぐに覚えられる簡単な仕事ではない。
4.「電気工事の現場の職種(担当職と電工職)」
受講風景
参加した生徒は皆、講師に目を向け、熱心にメモをとる姿が見受けられました。
東大阪技専校電気工事科施設見学(2019.11.5)
大阪府立東大阪高等職業技術専門校(東大阪市菱江、津田 清校長) から施設見学先提供のご依頼を受け、共栄電業株式会社のご協力をいただき、以下のとおり見学会を開催しました。
1.日 時 2019年11月5日(火) 13時45分~15時45分
2.場 所 共栄電業本社構内(堺市堺区三宝企業団地)
3.内 容
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- 信号柱建柱から信号灯器取り付け、点灯まで一連の作業を見学
- 現役社員との意見交換会(1日の仕事の流れ、キャリアプラン、やりがいや苦労する点など、具体的な内容について意見交換)
4.参加者 東大阪高等技術専門校 11名(電気工事科 8名、教員 3名)
見学会は、参加者が信号機に触れることから始まりました。その後、建柱から信号灯器の取り付け、点灯まで一連の作業を見学していただきました。
信号灯器取り付け作業の見学
意見交換会
意見交換会では、最初に、信号工事の特徴や資格取得支援などキャリアプランについて説明を行いました。参加者からは「どのようなことが大変ですか」「この仕事に就いたきっかけを教えてください」など、次々に質問が寄せられ、活発な意見交換となりました。
東淀工業高校電気工学科3年生施設見学(2019.6.20)
大阪市立東淀工業高等学校(大阪市淀川区加島、柴原 信彦校長) 電気工学科長から、施設見学先提供のご依頼を受け、会員企業2社のご協力をいただき、以下のとおり見学会を開催しました。
1.浜田電気工業株式会社
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- 日 時 6月20日(木) 13時30分~15時
- 場 所 浜田電気工業 工務部(高槻市)~ 車両基地
- 内 容 電設業界への理解を深めるためのオリエンテーション & 施設見学
- 参加者 東淀工業高校 電気工学科3年生 4名、引率教員 1名
オリエンテーションでは、浜田電気工業の松尾総務課長から、電設業界の動向(就業者数、売上、成長分野)や、電気工事技術者に求められる資質・資格、企業が高校生に求めること等について、スライドを交えながら、分かりやすく説明しました。
オリエンテーション
その後、車両基地に移動し、鉄道設備や電気設備の見学を行いました。滅多に見ることのできない鉄道設備や保守用車両などが多くあり、生徒の皆さんにも興味深く見ていただくことができました。
2.旭電設株式会社
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- 日 時 6月20日(木) 13時~14時30分
- 場 所 大阪市立東淀中学校給食室棟増築その他電気設備工事(現場)
- 内 容 施工中電気設備工事現場の見学
- 参加者 東淀工業高校 電気工学科3年生 6名、引率教員 2名
オリエンテーションでは、冒頭、東淀中学・生長校長からご挨拶をいただきました。その後、旭電設の山下工事課長から、配付資料をもとに、工事概要の説明と電設業界の現状報告を行い、若い人材の必要性をお話しました。
オリエンテーション
また、現場代理人から、現場見学にあたっての注意事項と、新築工事の基礎工事から現在(内線工事途中)までの推移を、現場写真をもとに、詳しく説明しました。
その後、建設現場へと移動し、資料写真と照らし合わせながら、見学していただきました。生徒の皆さんは、実際の建設現場をとても興味深く、また真剣に見ていただいている様子でした。
現場見学
見学終了後、会議室へ移動し、質疑応答を行いました。
(質問内容)
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- 電気工事をやっていて一番嬉しかった事は何ですか? また、苦労した事は何ですか?
- この現場の作業員人数は、何人くらいですか?
生徒の皆さんの感想は、電気工事は難しそう、大変そうだと言う意見とともに、技術者としてやりがいがありそうと言った意見をいただきました。
今回の見学会で、電気工事の素晴らしさの一片を伝えることができたのではないかと思います。
大阪電業協会では、社会に欠くことのできない電気設備を支える業界の重要性や貢献度に対するご理解を深めていただき、業界への入職を促進するための事業への取り組みを継続してまいります。
生野工業高校夏季進路セミナーへの講師派遣(2018.8.28)
大阪市立生野工業高等学校 進路指導主事からのご依頼を受け、労務・安全委員会 人材部会の秋田部員を、同校の夏季進路セミナー講師として派遣しました。
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- 日 時 2018年8月28日(火) 11時40分~12時30分(4時限目)
- 場 所 生野工業高校 音楽視聴覚教室(大阪市生野区生野東)
- 内 容 2年生対象「職業を知る」セミナー サブテーマ「こういう高校生に入社してもらいたい」
- 参加者 大阪市立生野工業高等学校 2年生全員(104名)
- 講 師 住友電設株式会社 人事部主管 秋田 好之 様(人材部会)/日本通運株式会社 関西重機建設支店 係長(管理) 松本 成史 様
セミナー講師
セミナー風景
当日は、全校生徒を対象とした進路指導行事が実施されており、秋田部員には、2年生を対象とした「職業を知る」セミナーの講師として参加いただきました。
セミナーのねらいは、第一線で活躍する社会人の話を直接聞くことで、
- 高校2年生の今から準備しておくべきこと
- 社会人となったときに心がけるべきこと
などを考えるきっかけにすることにあります。
セミナーは、コーディネーター(キャリアコンサルタント)からの質問に講師が答えるという形で進められました。「入社動機」「入社時および現在の担当業務」「仕事で一番やりがいを感じた経験」「高校生の採用ポイント」「2年生が今のうちからやっておけばよいこと」などについて質問があり、両講師とも、分かりやすい言葉を使いながら丁寧に答えていました。
秋田部員は、高校生採用のポイントとして、
- 建設業という業態を理解している人
- 締め切りを守ろうとする思いを持った責任感のある人(建設現場でいう工期や、人との約束等)
- コミュニケーションを図ろうとする人(伝えることは大事だが、まず人の話を聞き、理解しようとすること。)
とお話され、2年生が今のうちからやっておけばよいこととして 「クラブ活動、好きな先生から学ぶ等、一つのことに没頭してみてください。そこから生まれる深い関係が、将来、人生の大きな力になります。」とのメッセージを贈られました。
今回は、生野工業高校様から、大変ありがたい機会をいただくことができました。
大阪電業協会では、引き続き、業界への入職を促進するための事業に積極的に取り組んでまいります。
東淀工業高校電気工学科3年生施設見学(2018.6.7)
大阪市立東淀工業高等学校 電気工学科長からのご依頼を受け、浜田電気工業株式会社様のご協力をいただき、電気工学科3年生を対象とした見学会を開催いたしました。
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- 日 時 6月7日(木) 12時50分~15時
- 場 所 浜田電気工業株式会社 本社(高槻市)、車両基地
- 内 容 電設業界への理解を深めるためのオリエンテーション、施設見学
- 参加者 大阪市立東淀工業高等学校 電気工学科3年生 4名、引率教員 1名
オリエンテーションでは、浜田電気工業の浜田総務部長、松尾総務課長から、電設業界の動向(就業者数、売上、成長分野)や、電気工事技術者に求められる資質・資格、企業が高校生に求めること等について、スライドを交えながら、分かりやすい説明がありました。
オリエンテーション
見学会参加者
その後、車両基地に移動し、鉄道設備や電気設備の見学を行いました。滅多に見ることのできない鉄道設備や保守用車両などが多くあり、見学に来られた生徒様にも、興味深く見ていただくことができました。(残念ながら、撮影は禁止)
今回は、電設業界に興味をお持ちの3年生が、見学会に参加されたと伺いました。見学会への参加が、電設業界への興味・関心を深めるきっかけになりましたら幸いです。