高校生への実技指導講習

毎年7月下旬頃、大阪府立生野工業高等学校様のご好意により教室を借用し、電気工事士技能競技大会出場校の選手、生徒、指導教員、大阪電業協会 技術・技能委員会メンバーおよび技術指導員による実技指導講習を2日間にわたり行っています。

競技大会で実際に使用する施工ボードで、高校生に課題を施工していただきます。
疑問点、注意すべき点等は技術指導員が丁寧に説明し、競技大会までに充分な練習を積んでいただくための基礎を学んでいただきます。

この事業は、高校生の皆さまにプロの技術を実感いただくとともに、先生方に電設業界に対する理解を深めていただくことも目的としています。

2023年度開催分

 

 

2023年度 高校生への実技指導講習

・開催日時、場所

7月26日(水)〜27日(木) 両日共 9:00〜17:00
大阪府立生野工業高等学校 4号館 3階教室

 

・学校側参加者

  • 生野工業、都島第二工業、今宮工科、堺工科、西野田工科、淀川工科 6校 34名

・実施内容(カリキュラム等)

大阪府立生野工業高等学校 校長挨拶

「この2日間は、プロの方々から直接指導が受けられる貴重な機会です。皆さん、しっかり学んで下さい」

実技指導員から、工具の説明・課題説明

ふたり一組で10チームに分かれ、作業開始!

(1日目)
「墨出し」⇒「各ボックス付け」⇒「PF配管」⇒「VVF配線」

(2日目)
「IV入線」⇒「分電盤結線」⇒「各ボックス内結線」⇒「照明器具・配線器具の取付け結線」

その後、配線チェックを行い、テープ巻き・各ボックスの蓋及びプレートを取付け、回路チェック・絶縁抵抗試験にそれぞれ進み、10チーム全てが課題を完成させることができました。

 

作業手順を熱心に聞く高校生の皆さん

・大阪電業協会 技術・技能委員会 高校生指導リーダーコメント

実技指導講習を開催するたびに感じることですが、課題に真剣に取り組む高校生の真剣な姿、素直さ、諦めない頑張りには、主催者としてとても清々しく、深い感銘を受けました。

習得した技術を技能競技大会本番では充分に発揮していただき、将来は電気設備工事の分野で活躍されることを切に期待いたします。